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住宅用火災警報器の設置が義務化されています。
急増する住宅火災からたいせつな生命を守るため、消防法が改正され、すべての一般住宅に住宅用火災警報器の設置が義務づけられています。
この背景には、
この背景には、
- 建物火災による死者の約9割が住宅火災であること
- 住宅火災による死者の約5割が逃げ遅れであること
- 住宅火災による死者の半数以上が65歳以上の高齢者であること
があげられ、このような状況を改善して火災による死者数を減らすことを目的に、火災の発生を知らせる警報器の設置を義務化することが決められたのです。

(参考)平成30年中における住宅火災による死者数(放火自殺者を除く)は、
926人で、前年より40人増加となっています。
住宅用火災警報器Q&A

Q1 住宅用火災警報器ってなに?
A 住宅用火災警報器とは天井や壁などに取り付けて、火災が発生した時の熱や煙を感知して音声やブザーで危険を知らせるもので、火災の早期発見に非常に役立つ防災機器です。
Q2 どんな種類があるの?
A 住宅用火災警報器には、煙を感知するもの(煙式)と熱を感知するもの(熱式)の2種類があり、寝室や階段等に煙式警報器の設置が義務づけられました。なお、台所など火災以外の煙が発生しやすい場所には、熱式警報器を取り付けることをおすすめします。どちらも、天井に取り付けるタイプと壁に取り付けるタイプがあり、値段は各メーカーや機能によって異なります。
煙式警報器 | 熱式警報器 |
---|---|
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Q3 タバコの煙で感知して鳴ることはあるの?
A 通常の喫煙では作動しませんが、直接警報器に煙を吹きかけるなど、煙の濃度が高くなるとたばこの煙でも警報器は鳴ります。
Q4 その効果は?
A 日本では、8割程度普及しましたが、住宅用火災警報器を設置した住宅と設置していない住宅との死者数を比べると、約0.67倍もの差が見られました。

早くから住宅用火災警報器の設置を義務化したアメリカやヨーロッパでは、現在普及率が94%となり、その効果が出ています。
- アメリカでは…設置義務化から21年間で、死者数は約5割減少しました。
- イギリスでは…設置義務化から13年間で、死者数は約4割減少しました。
Q5 いつから設置が義務になったの?
A 新築する住宅は平成18年6月1日から、既存の住宅は平成23年6月1日から設置が義務づけられました。

Q6 どこに設置するの?
A 警報器はまず、ふだん就寝に使用する部屋の天井または壁面に設置します。これは、寝ているときに出火し、そのまま逃げ遅れて死亡するケースが多いためです。
寝室が2階などの場合は、避難経路となる階段の踊り場の天井または壁面にも設置する必要があります。
台所やその他の居室には設置義務はありませんが、つけておくとより安全です。
設置及び維持基準は、法令で定める基準に従い、各市町村条例で定められます。歌志内市では、台所への火災報知器の設置を義務づけしていませんが、安全のため設置するよう努めてください。
寝室が2階などの場合は、避難経路となる階段の踊り場の天井または壁面にも設置する必要があります。
台所やその他の居室には設置義務はありませんが、つけておくとより安全です。
設置及び維持基準は、法令で定める基準に従い、各市町村条例で定められます。歌志内市では、台所への火災報知器の設置を義務づけしていませんが、安全のため設置するよう努めてください。

具体的な取り付け位置は、次のような取り決めがあります。

警報器の感知部の中心を、壁から60センチメートル以上離します。

警報器の感知部の中心を、はりから60センチメートル以上離します。

天井から15~50センチメートル以内に、警報器の感知部の中心がくるようにします。

換気扇やエアコンなどの吹き出し口から1メートル50センチ以上離します。
Q7 電源は?
A 電源には、AC電源式と電池式のものがあります。
AC電源式 | 電池式 |
---|---|
アダプタ方式 住宅用火災警報器のついている電源コードをコンセントに接続するもの |
電池交換 定期的に電池を交換します。仕様によりますが、電池の寿命は1年または2年です。電池切れの場合は警報音などで知らせてくれます。 |
その他 電気配線工事が必要な直接方式などがあります。 |
電池の種類 電池には9ボルト形と単3形があります。電池の寿命が5年または7年のものはリチウム電池を使用しており、本体ごと交換する必要があります。 |
Q8 素人でも取り付けできますか?
A1 住宅用火災警報器は、電気等の専門家でなくても簡単に取り付けられるように定められています。
A2 取り付けは天井などの高い位置にすることになりますので、椅子や脚立を使用する場合は落ちないようじゅうぶん気をつけてください。
A3 家庭用電源(100ボルト)を使用する機種では、近くにコンセントがなければ配線工事が必要になる場合がありますので、あらかじめ確認してください。

▲「鑑定適合マーク」(NSマーク)
Q9 どこで購入できるの? 値段は?
A1 ホームセンターや大型電気店などで販売しています。くわしくは各店舗に問い合わせてみてください。
A2 値段は各メーカーや機能により異なりますが、6,000円前後のものから販売されています。
A3 日本消防検定協会が性能を確認したものは、「鑑定適合マーク」(NSマーク)がついているので、購入時の目安とするとよいでしょう。
悪質な訪問業者による販売や点検にご注意ください
消火器と同様、すでに住宅用火災警報器の悪質な訪問販売業者が出回り、被害が出ています。次のことをしっかりと理解し、じゅうぶんお気をつけください。
- 「消防署から来ました」「消防署から依頼されました」という業者がいますが、消防署や市役所職員が販売したり販売を業者に委託したりすることは絶対ありません。
- すべての部屋に設置する必要はありません。(Q6.記載の設置例を参照ください)
- 住宅用火災警報器の点検は義務ではありません。電池点検ボタンなどによって自分で点検することができます。
- 「今なら格安の○○万円で設置します」という言葉にだまされないで。市場価格を大幅に超える高額な価格を請求する業者がいます。
住宅用火災警報器について疑問などがある場合は下記まで問い合わせください
住宅用火災警報器の相談窓口
- 歌志内市消防本部
電話:0125-42-3255 - 財団法人日本消防設備安全センター
住宅用火災警報器相談室
フリーダイヤル:0120-565-911
(祝祭日を除く月曜日から金曜日 9時00分から17時00分まで)
火災を早期発見することで逃げ遅れによる被害、そして何より皆さんの命を守るため、住宅用火災警報器の設置義務化にご協力ください。また、一番たいせつなことは家から火災を出さないことです。火の取扱いにはじゅうぶん注意しましょう。
お問い合わせ
消防本部
電話:0125-42-3255